DNPの文化遺産に関わる活動
京都・文化遺産アーカイブプロジェクト
京都が誇る文化遺産を毀損することなく保存・継承していくことを目指し、2014年に「明日の京都 文化遺産プラットフォーム」、DNP、毎日放送とともに発足させたプロジェクトです。世界文化遺産「古都京都の文化財」に登録された社寺・城をはじめとする有形・無形の貴重な文化遺産を高精細映像で収録しています。長い歴史において受け継がれてきた伝統を継承する所有者の方々と未来を担う人々とをつなぐ役割として、アーカイブデータを活用した文化体験プログラムの企画・運営も行っています。
DNPミュージアムラボ
「DNP ミュージアムラボ」は、芸術文化に親しむ方法について考え、それをカタチにするDNPの文化活動です。これまでルーヴル美術館やフランス国立図書館をはじめ、国内外のミュージアムと協働して、マルチメディアを活用し、さまざまな切り口から作品への興味を引き出し、理解を深めるための鑑賞システムを100種類以上開発してきました。ミュージアムが担ってきた機能(収集・保存・研究・展示・教育)が時代にふさわしいありかたへと進化し、人々と芸術文化との出会いがより一層豊かになることを目指しています。
DNP文化振興財団のアーカイブ事業
DNP文化振興財団は、田中一光をはじめ戦後日本を代表するグラフィックデザインとグラフィックアートを中心に国内外の優れた作品と関連資料の収集・保存を行っています。体系的なアーカイブを構築するためグラフィックデザイナーに呼びかけ、代表作をご寄贈いただくことで開始された事業です。所蔵資料のオンライン・データベース公開の他、美術館への貸し出しや、研究者の調査研究の受け入れなど、グラフィックデザイン、グラフィックアートの研究拠点としての役割を担っています。